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会長の部屋

活動日記

随想録

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2021年3月3日

Well-being

"Well-being"という言葉が目に入ってきた。この言葉、日本語では福祉と訳されている。福祉といえばWelfareが一般的に使われていると思っていたのだが、世界では時が進んでいるようだ。「Welfare=良く暮らしてゆく」に対し「Well-being=良い状態」、何となく意味合いの違いを皆さんも感じられるのではないだろうか。気になってちょっとネット検索してみると、世界では1990年代からWelfare⇒Well-beingへと徐々に変わってきている一方で、日本国内では福祉=Welfareが使われ続けているように思われる。では一体どんな違いがあるのだろう。Welfareが能動的・行動的なものに対し、Well-beingはその意味通りに"状態"を表しているとのこと。私は今までWelfareを意識し「より良く暮らしてゆける地域社会を目指して・・・」と思い込んでいたが(これも間違いではない)、Well-beingの意味する『良い状態』に意識の転換を図ってゆきたい。社会福祉を学ばれた方々にとっては当たり前のことだったのかも知れないが、私にとって印象的な言葉であったので、紹介がてらに書き綴ってみた。
"Well-being"、奥の深い概念だと感じる。

有田 信二郎