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会長の部屋

活動日記

随想録

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2021年5月7日

時の流れ

時の流れを強く感じる出来事がある。宇部市民にとっては大きな存在である宇部興産が来年4月に社名変更をするそうだ。新会社名はUBE株式会社(読み:ゆーびーいーかぶしきがいしゃ)となる由。1942年に当時の4つの会社が合併して設立された宇部興産の名称が時代の変遷やグローバル化の中で様変わりすること、一抹の寂しさはあるものの私自身も前向きに受け止めたい。長年に亘って海外ビジネスに携わっていた時には「UBE(ゆーびーいー)」という呼称は当たり前のように使っており、「世界にUBEの旗を立ててきた」と話してきていた私だが、やはり会社名自体がそのように変わること、寂しさがあるのも隠せない心情だ。ただ、時は留まることなく流れる。それが時代の変遷、あるいは諸行無常という言葉にあることだろう。未来を信じ、常に夢をもって歩みを進めたい。
ある記事で『タグのない社会』という言葉を見つけた。考えてみれば、今の社会には多くのタグがぶら下がっている。男性、女性、高齢者、若者、障害者、健常者、LGBT、・・・数えきれないほどのタグがある。近未来の社会ではそれらのタグがどのように変化するのだろうか?願わくば、本当の意味でのタグのない社会が訪れて欲しいものだ。

有田 信二郎