2020年11月18日
先日、般若心経の解説書が目に留まり、ちょっと読んでみた。皆さんご存じの「色即是空 空即是色」、以前より興味のある一節であり、『空』が好きな字だ。これを粒子の視点で説明されていた。つまり、あらゆるものは粒子(分子)で構成されている。人間といえども突き詰めて見れば原子(分子)の集合体であり、形あるものと認識している物体はその濃度が高いということ。私自身でいえば、私という高濃度の物体と低濃度の周囲の空気、濃度の差があるのみで繋がっている。
このような視点で想像を巡らせると、ちょっと変な感覚になってくる。日々、色々と悩んだり、楽しんだり、はたまた怒りや悲しみの感情。粒子の集合体なのに何故にそのようなものを感じるのかと。たぶん、粒子の集合体ではあるが、何らかのプログラムが作動しているのかも? これがアルゴリズムというものか? 「感覚」とは何なのだろう・・・。
有田 信二郎