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会長の部屋

活動日記

随想録

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2020年11月13日

窓からの風景(その1)

週に一度、興産ビルの15階で仕事をしている。その窓から見える風景を毎度楽しんでいるのだが、今日は晴天でもあり、下界(?)が気持ちよく見えている。遠くには瀬戸内海が見渡せ、沖合には大型船が行き交っている。また、宇部空港の飛行機の離着陸も見ることができる。ただ残念ながら、海の向こうにある国東半島や姫島は霞んで見えない。空気が澄んでいる時は、しっかりとその姿を見ることができ、陸路で行けば数時間かかるはずの場所が、目視できるほど近くの存在となる。宇部興産に入社した当時聞いた話だが、「海の対岸の苅田セメント工場には、社長は専用ボートで行く」と。当時、陸路では確か3時間以上かかったと思うが、ボートでは40分程度と聞いた覚えがある。宇部市と九州北東部、周防灘を挟んで隣り合っている場所なんだなと窓越しの景色で実感している。コロナ禍で移動がなかなかできない状況だが、だからこそ想像力を大いに活かして目の前の楽しみを見つけて行きたいものだ。

有田 信二郎