2020年11月9日
米国大統領選挙がやっと決着し、分断から融和へと大きなシフトがもたらされるだろうと期待している。副大統領にはカマラ・ハリス氏が就任予定で、先日行われた演説が耳に入ってきた。冒頭の言葉に「民主主義は状態ではなく、行動である・・・当然のものとして受け止めるのではなく、守るべきなのだ」という一節があった。福祉もきっとそうなのだろう。諸行無常、状態は常に変化している。障害関連で良く出てくる例えだが、「眼鏡をかけている人と知的障害がある人、どちらが障害者?」という問いがある。現在の世の中では一般に言われている通りだが、1000年前、すなわち眼鏡のない時代であれば、立場は逆転するであろう。福祉は多くの努力(行動)によってより良い状態へと進展してきているが、その先頭を走っていたはずの米国での今のあり様。私もこれをしっかりと胸に刻み、夢への歩みを少しずつでも進めて行きたいものだ。
有田 信二郎