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会長の部屋

活動日記

随想録

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2020年5月20日

コロナ禍中の光(2)

宇部市社会福祉協議会においても、変化が起きてきている。いち早く事業継続計画(BCP)を作成し、非常事態下における運営体制の組織内共通認識を整えている。また、職員たちのポジションも流動化し、必須機能の事業継続へのベクトル合わせを行い、本会のミッションである地域福祉の持続に注力している。働き方についても変化を進めており、リモートワークや就業時間帯の調整等で、職員たちの接触機会の低減を図り、万一感染者が出た場合においても必須事業に支障がきたさないよう、可能な限りの対策を進めている。

リモートワークに関しては、ここ数年に亘って行ってきた情報セキュリティ対策が功を奏した形で、物理的距離に拘束されないしっかりとしたドメインを作ってきた成果なのであろう。国が進める働き方改革、コロナ対策が結果的に寄与し、新たなる形が形成されるだろうとも思っている。
本会におけるこれらの変革は、管理職を含めた職員の皆さんたちの意識の中で進んでいるものであり、とてもうれしく思っているところだ。私の持論ではあるが、組織は逆ピラミッドが良いと思っている。最前線で働く一般職員たちを直属の組織長が支え、それらの組織を上位の長が支える。会長は逆ピラミッドの最下部の頂点として全体を支える。このような組織体として地域福祉を支えていきたい。コロナ禍後の社会様態がどのように変化していくのかはわからないが、その変容に合わせた活動を進めていきたい。

有田 信二郎