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会長の部屋

活動日記

随想録

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2020年3月6日

名言集

ふと、ある本が目に入ってきた。『心に火をつける名経営者の言葉』というタイトル。目次を開いて眺めると2つの言葉に目が留まった。一つは、渋沢栄一の「世の中、心の持ちようひとつでどうにでもなる」、もう一つは岩崎弥太郎の「一日中、川の底をのぞいていたとて、魚は決して獲れるものではない」。この二人は、近代日本を造った明治の偉人であり、多くの人達がご存知の人物。新型コロナウィルスの感染拡大で世の中に不安が広がり、一方で温暖化の影響で異常気象が進みつつある現在、自分の心と向き合いながら実行動に軸足を置き、歩みを進めて行きたいものだ。ところで、心とはどこに存在するのだろうか。胸の中あるいは脳の中?ある人が言うに「人と人の間にある」と。世の中に私一人しかいなければ、心ということを考える必要はない。別の人がいるからこそ、その人のことを想う中に心が存在するのだろう。
巷ではマスクをはじめ、トイレットペーパー等の紙製品の不足が報道を賑わし、宇部市内でも同様の現象が起きている。他の人を想う心の余裕があれば、きっとこの事態を変えることができるのだろう。冷静な対応が一番求められる時のように感じる。

有田 信二郎