2019年11月26日
11月23日の土曜日、宇部市子ども会育成連絡協議会主催の文化祭が記念会館で開催された。今回が54回目ということで、半世紀以上にわたり、子供たちの心の成長を醸成する場の一つとして文化祭を続けてこられたことに、敬意と感謝の意を挨拶で申し上げさせていただいた。来年度は55回という節目と同時に子ども会創設60周年という大きな節目だそうで、地域での子ども会活動を本会としても支えていければと思う。
文化祭のステージはダンスから始まった。皆さん堂々としたもので、記念会館の大きなステージを楽しく躍動感のあるダンスパフォーマンスで満たしていた。確か2曲目だったか、昨年流行った『男の勲章』の音楽に合わせて、男子児童たちがツッパリ系の髪型(紙製?)を頭にのせてカッコ良く踊っていた姿は微笑ましいものであった。ロビーでは、ポスター等の作品展示もされていた。その中でふと目に入ってきたものがある。イチョウの葉の形をしたポストイットに各自の夢を書き、それを大きな台紙に貼り付けたもの。近づいて見ると、ユーチューバーとかプロゲーマーとか書いてあった。私の時代には全く想像すらできなかった職業ではあるが(半世紀以上前のことだから当然ではあるが)、時代の変化を実感した。
ネット社会(バーチャルリアリティ)という物理的制限を超越した新たな社会、この人にとって未知なる環境をどのように自分たちのものとして活用するのか、そうならないのか、正面から向き合ってゆかねばならない課題ではある。
有田 信二郎