2019年10月4日
10月4日、第58回なかよしふれあい運動会が開催され、私も出席してみた。この運動会、宇部市内の小中学校にある特別支援学級在席の児童生徒が一堂に集まってのもので、活気と熱気あふれる運動会だった。聞くところによると、宇部市内の当該学級の児童生徒数は約300人とのこと。参加が難しい子や受験を控えている子たちもいるとのことで、運動会の参加者は200人くらいだった。ただ、場所が西部体育館であったので、かなりぎゅうぎゅうの状態の中、プログラムがスタートした。最初の準備体操には、私も参加し、久しぶりの体操にちょっと汗ばみもした。その後、中学生による徒競走が始まったのだが、大きくなった体格からすれば、かなり狭いトラック。それでも全力で走る姿には清々しさを感じた。
私は今まで、総合支援学校の運動会を見る機会はあったのだが、特学で学ぶ子供たちとの接点はあまりなく、この運動会で改めて多くの子供たちの存在を感じることができた。近年、子供の数が減少してきている状況にもかかわらず、特別支援教育で学ぶ子供たちは増加の一途。それだけ、多様な子供たちが増えてきたのだろうし、一方で保護者の意識も変化してきているのだろう。それぞれの子供たちが大人になり、自分の得意を活かして社会の構成員として、「自分らしく働き・暮らす」が当たり前となるよう、宇部市社会福祉協議会としてもその環境整備に歩みを進めて行きたい。
有田 信二郎