2019年8月20日
呉市にある『大和ミュージアム』に行ってきました。何時かは行ってみたいと思っていたことがやっと叶いました。団塊の世代である私にとって戦艦大和という響きは特別なもので、やっと会えたという感じです。1/10スケールの実物そっくりの大和を見たときはちょっと感動、80年くらい前によくもこのような巨大な戦艦を作ったものだ、その際の関係者(設計や製作等)はどのような思いだったのか、等々色々な思いが沸き上がってきました。展示品の中には設計図もあり、エンジニアである私には興味深いものでした。展示品の中に戦闘機の模型がありました。時速100kmちょっとくらいの複葉機から単葉機へと時代の変遷を紹介する陳列物。でも、いくら探しても零戦の姿がありません。確かに零式戦闘機と記載がある模型はありましたが、車輪の代わりにフロートが付いた水上飛行機。「何で、零戦は無いの?」と思いながら進んで行くと、その先にちゃんとありました。何と実物大の物が・・・。その大型展示場には、他にも回天や特殊潜航艇もあり、戦争の悲惨さも感じました。
呉市といえば、最近の映画「この世界の片隅で」の舞台ですが、74年前にはここで現実のあのような戦争が起きていたのだなと改めて感じ、私の住む宇部市にも当時はたくさんの爆弾投下があり、多くの被害が出ていたことを思うとともに、私が小さい頃にまだまだたくさん残っていた爆弾による池状の穴を思い出しました。
有田 信二郎