2019年8月9日
宇部市に重度障がい児・者の親たちが立ち上げた団体があり、その関係者の方が訪ねてこられました。用件は「障害児用バギーの周知」に関してでした。それって何?と思われる方が多いのではないでしょうか。重度身体障がいのある小さな子供たちにとっては必需品で、ベビーカーのようなものです。普通に道路を移動している時は特段のことは無いそうですが、時々嫌な思いをされることがあるとのこと。例えば、電車に乗り込んだ際に、周囲の乗客から「車内ではベビーカーをたたんで!」と注意をされてしまうことがあるそうです。見た目がよく似ていますから(障がいがあろうと、素敵なものに乗りたい!という気持ちは同じ)、このようなことが起きるのも仕方がないのかも知れません。そこで、『みんなに知ってもらおう!』ということで、周知活動を始めるので宇部市社協も後援して欲しいとのお願いでした。障害児用バギーの存在が周知され、当事者も気兼ねなく暮らせるような地域社会になるよう、私たちもできることを進めて行きたいと思いました。
有田 信二郎