2025年3月11日
先日、宇部市総合福祉会館を使っての福祉まつりが最後を迎えた。この会館は昭和49年に出来て以来、半世紀に亘り福祉の中心として活用されてきており、福祉まつりにおいてもその拠点として多くのボランティアや市民の方々が楽しいひと時を共有し合ってきた場所だ。私も、福祉まつりが始まった当初の頃に障害児の家族会として出店参加していた。思い出の中にあるのは"なごり雪"。一階アプローチ付近に敷物を広げ園芸保水用の自家製水草や手作り品・遊休品等を販売していると、なごり雪が降ってきたものだ。多くの人達が集い、活気に満ちた祭りに飛び交う声、それらの風景が走馬灯のように浮かんでくる。
福祉会館は今月末で閉館、新たな拠点は隣の多世代ふれあいセンターが『宇部市福祉ふれあいセンター』と改名してその機能を維持して行き、宇部市社協の機能もすべて同センターに移ることになっている。新たな場所で引き続き地域福祉の拠点としての使命を果たして行きたい。
有田 信二郎