2025年3月4日
2月25日、山口県社会福祉協議会主催で県内市町社協の会長・事務局長会議が開かれた。午前中に県庁の各担当課からの来年度の取組に関する説明があり、質問タイムの時に最近気になっている2つのことについて尋ねてみた。①成年後見制度と②合理的配慮についてだ。①に関して、まだまだ利用率が低迷しており普及活動により利用者数が増加してきた場合どのような仕組みで対処するのかという質問。現在の利用率はたぶん3%前後だと認識しており、近い将来10倍20倍と増加してきた場合、現在の仕組みでは成り立たなくなるだろうと思っている。県としての具体的な対応策はお聞きできなかったが、宇部方式の後見支援員活用の仕組み作りが必要と私は思っている。②の合理的配慮、今年度(昨年4月)から民間にも義務付けが始まったが世の中の変化はほとんど感じていない。そこで県としての対応を質問してみたが具体的な動きに関する回答は得られなかった。合理的配慮は確かに障がいのある人への配慮ではあるが、結果的には誰もが暮し易くなる効果が期待されるもの。是非とも"意識"して行政の施策を進めて欲しいと願う。
有田 信二郎