2024年11月12日
先日予告した「発達障害当事者の声を聞く学習会」、11月10日の日曜日に開催した。今回で3回目の開催、昨年同様にインタビュー形式で当事者の生の声を聞くことができた。登壇されたのは2名、50歳代の男性と40歳代の男性。共に働いておられる方々で、子どもの頃や大人になってからの楽しかったこと・苦労したこと、そして願い等々、日頃の思いを聞かせていただけた。発言の中で多くの気付きがあったが、何点か挙げると「診断を受けて、子どもの頃に感じていた違和感の理由がわかりホッとした」「多数に合わせろと要求されるが、自分たちにも近づいて欲しい」「人との距離の取り方がうまく行かない」「合理的配慮の要求の仕方が良く分からない」等々、色々な視点で話され、意義ある学習会であったと思う。宇部市総合福祉会館4階の会場内が少し寒いとのことで、私がエアコンのスイッチを入れたのだが、本人発表の中で「私は感覚過敏があり、先ほどエアコンが急に動き出した時の"音"にショックを受けた」と話された。私を含めほとんどの人達にとっては気になるような音ではないが、感覚過敏、特に聴覚過敏のある人にとっては大きな衝撃(ショック)だったのだなと改めて考えさせられた。
終了後に多くのアンケートもいただいているので、次回開催の参考としたい。
有田 信二郎