2024年8月13日
"赤とんぼ"というと童謡や1970年代にあったフォークソングを思い浮かべる人達もおられるだろう。私にとって赤とんぼは夏の終わりというイメージの昆虫なのだが、今年は6月頃からかなりの数で群れ飛んでいる姿を見ている。原地区に住んでいるので帰り道に厚東川の土手を通る際に車を遮るように飛んでいる。また、近所に梅田川という小川があるのだが、川沿いの道にもたくさんの赤とんぼが群れ飛んでいるのをよく目にする。温暖化による環境変化が要因なのかもしれないが、当たり前と思っていた季節感が違ってきており、戸惑いを覚えることがある。夏真っ盛りには塩辛トンボが飛び交い、たまには大きなヤンマが姿を現す。木々にはミンミンゼミやアブラゼミ・クマゼミ、秋が近づくとツクツクボウシが鳴き始め夏の終わりを感じていた。そんな風情も過去のものとなってきて、ちょっとした寂しさを抱くことがある。時の流れはスピードを増し、押し寄せてくる変化(環境だけでなく、DXのような科学技術も)に対応を余儀なくされているが、抗うのではなく順応して行かねばと思う。