2024年3月27日
先週の春分の日の朝方、名残り雪が降った。3月も終わろうとしているこの時期の雪は久しぶりの感じがした。昭和の歌に『なごり雪』というのがあり、イルカのカバーで大ヒットとなった切ない恋の楽曲だ。朝方降っていたこの雪を見ていて、メロディーが頭の中で流れていた。今は遠い昭和の過去だが、年齢は重ねても若い頃に耳にした曲は当時の光景と共にすぐに蘇ってくる。当時の日本は高度成長を目指し、アメリカに追いつけ・追い越せの掛け声(?)で必死に働いていた。通勤姿も今と違って、男は背広にネクタイと見るからにサラリーマンという感じだったと思う。私もその中でひたすら走り、当時の流行語であった「24時間働けますか!」のような体をなしていたのだろう。ことの良し悪しは別として、今では懐かしく思える。今週も少し気温が下がる日があるようだが、桜の開花が待ち遠しい。
有田 信二郎