2024年1月16日
昨年10月、谷村新司さんが死去されコメントを書いたが、今度は昭和を代表する演歌歌手の八代亜紀さんが亡くなられた。同じ年齢の私にとって、とても身近とは言えないが一緒に時代を歩んできた感じの方だ。独特な雰囲気の中にも親しみ易さを醸し出しておられたように感じている。1980年代初頭、アラブ首長国連邦(UAE)でプラント建設に携わっていた頃の事。私たち日本人の宿舎にビデオデッキがあった。日本から持ってきたビデオテープで八代亜紀の映像を見ていたら、先輩が「八代亜紀より都はるみを見よう!」と。彼は都はるみ派、私は八代亜紀派とビデオのとり合い(喧嘩ではなく)した思い出が蘇ってきた。年をとればその先に死があることは必然だが、やはり好んできた歌手が他界されることには寂しさを感じる。
有田 信二郎