2023年12月19日
先週金曜日、山口大学医学部附属病院に行ったのだが、まるで迷路のようだった。障害のある息子を二か月に一度、口腔外科に連れて行っているのだが、場所が変わってしかも建物が増築された影響か、順路が全く変わってしまっていた。受付で聞くも、途中でちょっと迷ってしまった。その時、運よく口腔外科の顔見知りの方とばったりお会いできたので、何とか辿り着けた。治療が終わってから、いざ引き返そうと記憶を頼りに移動しだしたのだが、どこも似たような景色なので迷ってしまった。ついに通りがかりの病院関係者に案内してもらって無事正面玄関に戻れた。病院が大きくなるのはありがたいことだが、順路が複雑化するのはちょっと困ってしまう。ところで、この口腔外科での重度障害者の受入れ、実は息子がそのきっかけであった。20年くらい前のことだが、その特性ゆえ、一般の歯医者では治療が困難な状況であることを附属病院の先生にお話ししたところ、口腔外科としてもそのような重度の障害者治療に関心を持っておられたようで、うまくマッチングした。今では毎月第一・第三金曜日、障害者も遠慮なく通えるようになったことは嬉しいことであり、宇部市の宝なのかもしれない。
有田 信二郎