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会長の部屋

活動日記

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2023年12月12日

方言

今朝、報道番組を見ていて50年来の疑問が解けたように感じた。宇部には"ぶち"という方言があるのだが、これがなかなか通じない。50年ちょっと前の事、九州の大学に通っていた。同級生の多くは九州出身者で、九州弁での会話にちょっと戸惑ったりしており、特に鹿児島出身者は、そのイントネーションが独特だったことを思い出す。会話の中で普通に「ぶち・・・」と話したら、周りの人達から「ぶちって何???斑点のことか?」と問われた。宇部で生まれ育った私にとって『ぶち』は当たり前の表現だったので、その時初めて方言ということを知った。それ以来、時々、どこから来た言葉なんだろうと偶に頭をよぎっていたのだが、今朝のTVで、平安時代の和歌に「うち・・・」という古語があることを知った。私にはちょっとした衝撃で、「これが"ぶち"の語源なんだろうなぁ~」と勝手に納得してしまった。"うち"は接頭語で強調的に使われていたとのこと。頭の中がスッとした感じで、「ぶち嬉しい(とても嬉しい)」気持ちだ。

有田 信二郎