文字サイズ小 中 大
トップ > 会長の部屋 > 中東情勢

会長の部屋

活動日記

随想録

会長の部屋

活動日記

2023年10月31日

中東情勢

ウクライナ情勢に目が向いていた最中、今月初めにハマスによるイスラエル攻撃が起こり、ガザ地区を巡る争いが急浮上してきた。世界銀行の予測では、戦争が拡大し中東情勢が悪化すれば原油価格が最悪75%も上昇し、1973年に起きた第四次中東戦争に起因する第一次オイルショックのような混乱が発生しかねないとのこと。1973年は私が宇部興産に入社した年で、オイルショックにより商品価格が高騰し「トイレットペーパーが棚から消えた」というTV報道を鮮明に記憶している。このまま中東情勢が悪化して行けば、当時と同じような大混乱が生じるのではないかと危惧する。パレスチナとイスラエル、長い歴史の中での事でありどちらが正しいと語ることはできないが、少なくとも国連で採択された停戦決議を尊重できないものだろうか。文明が進んだ人間社会、話し合いで問題解決を図るという成熟社会であって欲しい。

有田 信二郎