2018年10月16日
10月14日(日)、ときわ公園内で、第14回"はぁ~とofふれんず"(障害者の祭典)が開催されました。主催は宇部市障害者ケア協議会で、毎回実行委員会を立ち上げての地域密着型手作りイベントです。私も参加しており、約半年かけて内容を固めていきました。
今回の目玉の一つであった【虹色プロジェクト】を紹介します。
障害者の祭典は、毎年10月に開催しています。ですので、今回が平成最後の祭典となりますので、実行委員みんなで話し合い、基本テーマとして「架け橋(次なる時代へ)」が出ました。そこから虹へとイメージが膨らみ、この『虹色プロジェクト』へと繋がったわけです。虹色プロジェクトとは、虹をイメージした下絵に、イベント当日来場いただいた様々な人たちに7色のペンで思い思いにメッセージを書き加えていただき、遠くから見れば虹、そして近づいてみれば、メッセージが見えるというものです。畳3枚分に相当する大きなキャンバスに、下絵を宇部総合支援学校の生徒さんたちが描いてくれました。青い空に虹が架かっている図柄です。その虹の部分は7つの枠線だけで、この中にたくさんのメッセージを色ペンで書き足してゆくと虹が完成します。
当日は晴天にも恵まれ、たくさんの市民の方々が来てくれました。そして、宇部市長をはじめ、一般市民、出演団体、ボランティア、スタッフ等々、障害の有無に関係なく、自由な表現で書き込みが進み、虹色プロジェクトが完成しました。この作品は、宇部市社会福祉協議会で展示を引き受け、11月初旬までは宇部市総合福祉会館1階ロビーにありますので、たくさんの方々に見に来て欲しいと願っています。
このプロジェクトを通じて感じたことですが、障害の有無に関係なく、子供から大人まで多くの方々がメッセージを綴っておられる姿を見ていて、正に共生社会へと繋がる風景でした。
有田 信二郎