2023年8月22日
NHKで核戦争シミュレーション結果を放送していた。東アジアの地域で核兵器を使用した場合を想定したもので、260万人の死者や被曝による癌等の病気により多数の人達が亡くなるという悲惨な状態が示された。ロシアとウクライナの戦い、あるいは北朝鮮の軍事強大化等により核兵器使用のリスクはこれまで以上に高まっているという。有ってはならないことだが、大いに気になる。1945年、日本は焦土と化した。戦争には色々な見方があるのだろうが、悲惨な状態になったことは事実だ。それから78年、我が国は非戦の誓いを守り続けている。これからもそのスタンスを不変のものとして維持して欲しいが、国際情勢の大きな変化により、極東アジアにおける安全体制の新たな枠組みととしてNATOアジア版ができるのかも知れない。戦争は愚かなものと誰もが認識しているが、現実はどうだろうか。
有田 信二郎