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会長の部屋

活動日記

随想録

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2023年3月22日

自分とは?

ある記事を読んでいてふと「自分とは?」と思った。人は誰でも自分の信じる・考える道を歩んで行くものだと思うが、それが他者からどのように見えるのかは実感として捉えることが難しいように感じる。私は現在72歳半ばという人生を歩んできており、その時々に応じて歩むべき道を選択してきた。ただ、これは自分という視点でのことで、それが正解だったのかどうかは分からない。人は刻々と変わる周囲の状況に対峙し、その変化に対して選択の連続だと思う。そして、その結果としての過去(歴史)が形成され、自分の生き様が刻まれる。

子供の頃は「菓子屋になりたい」という夢があった。つまり、たらふく食べたいとの思い。大きくなるにつれ、食糧事情も良くなり、技術屋への夢へと変わっていった。壮年期は機械系のエンジニアとして世界で活動し、人生の折り返しとなる50歳の頃に障害者雇用の道を選択した。そして現在は、市社協の会長職という立場にいる。どこかで一つでも別の選択をしていたら、今の自分とは違った状態なのだろうとは思うが、人生は一度きり。

まだまだ続く私自身の人生はその『道の選択』の連続であり、自分で判断するしかないものだが、できるだけ他者の視点(意見)に意識を傾けながらこれからも生きてゆきたいと思っている。

有田 信二郎