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会長の部屋

活動日記

随想録

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活動日記

2021年9月14日

雑記

コロナ感染がなかなか収まらず、山口県においても集中対策期間が9月26日まで延長となった。長引くコロナ禍により私自身の活動にも大きな影響があり、ほとんどの公務が中止となっている状態だ。このコラムのタイトルは"活動日記"と称しているが、残念ながら活動自体ができていない現状なのだ。それはともかく、思いつくままに書き綴ってみたい。
今、私のデスク横に生け花が飾ってある。この生け花、職員の一人が以前から続けてくれているもので、心の和をいただくと共に季節の変化も味わっている。今、目の前にある鉢(網籠)には白い彼岸花が「私の季節」と言わんばかりに自己主張している。今年の彼岸花、ちょっと早咲きで、8月の雨模様の天気が影響したのだろう。この季節は田んぼの土手に沢山咲いているようだ。"ようだ"と書いたのは、前回の投稿にも書いたように、赤緑色盲の私には赤い彼岸花は判別困難なので、他人の話し声を聞いて「あそこにあるのだな!」と認識する次第。大変だねと思われるかもしれないが、生まれ持った個性の一つであり、赤と緑のみならず色の判別に苦手があるゆえに、一方で獲得できた強みもある。それは『明暗』に敏感ということ。人間の能力とは面白いものだと思う。できない部分があるとそれをカバーしようとするのか(?)他方で発達する部分もできてくるようだ。パラリンピックでは様々な評価や意見があるだろうが、身体障害に限らず不自由や苦手(不得手)等がある人たちがたくさんおられる。突き詰めて言えば十人十色、誰一人として同じ人はいない。誰もが自分をオープンにでき、それが認められ、自分らしく暮らして行ける、そんな世の中になればと願っている。今、次期総理大臣への戦いが繰り広げられているが、願わくば個性が活きる社会へと導いて欲しい。

有田 信二郎