2023年9月21日
9月17日、宇部市聴覚障害者福祉協会の75周年記念大会が開催され、来賓として祝辞を述べさせていただいた。聴覚障害者の母語である手話は、2006年に国連で制定された障害者権利条約が大きな前進のきっかけとなったと理解している。つまり、『手話は言語である』という明確な位置付けがこの条約で為されたからである。日本国内においても、条約を批准するために障害者基本法の改正から始まり、色々な法律が制定・改正されてきている。私自身、手話は少ししか使えないが、便利な言語であることは間違いない。見えれば"話せる"のだから、ガラスの窓越しでも会話は可能。多くの人達に興味を持っていただければと願う。
有田 信二郎