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2018年2月23日

手話奉仕員養成講座の修了式

2月22日、宇部市手話奉仕員養成講座の修了式が執り行われた。この養成講座は2年間に亘るもので、すべてのカリキュラムを受講・習得された方々22名が、晴れて修了証書を手にされました。私は、会長としてその修了証書をお渡しするという役割を務めさせていただき、お一人お一人にご挨拶をさせていただく機会を得たことは、とてもありがたいことでした。女性が多い中、男性も居られたこともちょっとしたうれしさでした。

宇部市では、コミュニケーション支援条例が施行され、必要とする人たちに支援がしっかりと届く仕組みづくりが進んでいます。その中でも、手話は大きな要素であり、本会が中心となってその普及活動を継続的に進め、また、手話通訳を志す方々の核であり続けるように体制の整備・強化を図って行く必要を感じています。

コミュニケーション支援とは、情報保障です。手話通訳のみではなく、いろいろな感覚障がいにより情報が不足がちとなる人たちに対して、できるだけ多くの情報が提供できるよう努力して行く必要があります。私は、情報保障はその人がみずから判断するための情報の提供だと考えています。つまり、必要な情報を提供するというのではなく、できるだけ多くの情報を保障し、どのように判断するかは当人が決めること。このようなスタンスで、コミュニケーション支援という役割を本会が担って行ければと思っています。

2018年2月23日 有田信二郎