文字サイズ小 中 大
トップ > 会長の部屋 > 市制施行100周年

会長の部屋

活動日記

随想録

会長の部屋

活動日記

2021年11月2日

市制施行100周年

宇部市は今月(令和3年11月)、市制施行100周年を迎え、記念式典が挙行された。式典は厚東川中学校の生徒による夢太鼓でオープニングが飾られた。私は2階席から見ていたのだが、総勢40人程度だろうか迫力があり纏まりのあるその演奏に聴き入った。中学生とは思えないその演技力に魅了され、これを聴けただけでも式典に参加した甲斐があったと感じた次第。式典後半では記念動画が映され、昭和25年生まれの私にとって懐かしい写真がたくさん映し出された。その中で「あった、あった!」と記憶を呼び戻したのが宇部新川駅前の噴水の写真。今はバスターミナルとなっているところだったと思うが、大きな噴水があった。直径10mくらいだっただろうか、30cm幅くらいの縁壁で囲まれた中心に噴水があり、その噴き出た水で満たされた池のような姿であった。子供の頃、その縁を走っていて、何回かドボンと落ちびしょ濡れになった思い出もある。また、昭和41年に開港した宇部空港、潮干狩りに良く訪れていた砂浜が消滅してしまったという負の側面はあるが、東京・大阪との距離を一気に縮めてくれた。昭和45年に開催された大阪万博、初めて飛行機に乗って大阪に行ったことを思い出す。
今月から新たな100年が始まるが、これまでの発展する宇部から、成熟・深化する宇部市へと市民一人ひとりが力を合わせ、『共存同栄・協同一致』の精神を受け継いで行ければと願う。

有田 信二郎