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2024/9/30
今回は第16回目の放送についてご紹介します。
8月12日〈第16回の放送内容〉
コミュニケーション支援部門を担当するコミュニケーション支援室から1名が出演。山口県盲ろう者友の会の甲斐昭美さんをゲストに、「盲ろう」についてお話ししました。
盲ろう者とは、視覚と聴覚の両方に障がいのある人のことです。全く見えない、全く聴こえない全盲ろう者もいますが、わずかに見える、わずかに聴こえる人などもいて、見え方や聴こえ方、コミュニケーション方法は人によって様々です。一人の盲ろう者に2人の通訳・介助者が付き、個々の障がいに合わせて介助・通訳支援を行います。
甲斐さんは、「盲ろう者通訳・介助員養成講座」(宇部市社協が開催)に参加されたことがきっかけで、盲ろう者の通訳・介助に関わり始められました。講座受講中、介助通訳の実習があり、盲ろう者が連れて行ってくれた教室で、盲ろう者がピアノを弾き、学生が手話で表現する場面がとても衝撃的で、今でも忘れられない一場面になっているとのことでした。
山口盲ろう者友の会は、盲ろう者と通訳・介助者が一緒に行事を企画したり、参加しながら楽しく活動されています。また、いろいろな情報提供や訪問相談もされています。
社会の中に、聴こえなくて見えない盲ろう者がいるということを知っていただきたいとともに、皆さんの周囲や地域の中で、「聞こえない、見えないのかな」と感じ、困っておられる人がおられましたら、宇部市社協コミュニケーション支援室などへご連絡ください。