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うべっぽイラスト

絵本『えんとつ町のプペル』を読んでみました!

  • 2020年9月17日
  • 総務課
うべっぽ

この本は、お笑い芸人のキングコング西野さんが手がけられた絵本です。
絵本というと、「こどもの読むもの」のイメージが強く、本屋でも立ち寄らないコーナーなのですが、本屋入り口の目立つ場所に陳列されており、ついつい手に取ってしまいました。

物語は、たくさんの煙突から出た煙やスモッグのせいで、空を知らない人々の住む街を舞台に、
たまたまゴミに命が宿ったプペルと、煙突掃除をしているこどものルビッチの交流をベースに進んでいきます。人間ではないプペルが見た目や、においのせいで街の人に疎外されていく中で、唯一ルビッチはプペルと友達でした。そんなプペルと友達でいることや、誰も見たことない「空」という存在を信じ続けるルビッチは次第に仲間たちと確執が生まれ、そのことで思い悩みます。

この作品は絵がとてもきれいで、隅々まで細かく描かれていて、じっと見ていても飽きがきませんでした。煙やスモッグ、ゴミ等のきれいとは言い難いものが多く描かれる中で、ラストシーンでの絵には圧倒されました。

こどもだけに留まらず、大人でも楽しめる作品でした。
この本を読んで以降、本屋さんを散策する中で、絵本コーナーも立ち寄るようになりました。
先入観を持たずにいろいろと試してみるというのは大事だと感じました。

幻冬舎 『えんとつ町のプペル』 著:西野亮廣さん

投稿者 総務課 本屋の滞在時間がどんどん伸びる図書委員Y

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