(1)活動内容を教えてください。
視覚障がい者が、iPhoneを学びたいと社協へ相談に行ったことがきっかけで、コミュニケーション支援室がサポーターの養成講座を開催しました。修了後に有志が集まり、宇部市在住の障がい者を対象に、パソコンやスマートフォンの基本操作をサポートするボランティア団体を創設し、2021年11月から活動をはじめました。毎月第1水曜日と第3日曜日の各午前中、点字や手話ができる者、視覚障がい者、学生等のサポーターが障がい者の希望に合わせて個別に操作方法を支援しています。
(2)活動のやりがいは?
視覚障がい者は音声読み上げ機能を利用してパソコンやiPhoneの操作を、また、音声電話による通報が困難な聴覚障がい者は、チャット形式で通報できるNet119やLINE動画、インターネット検索等を学んでいます。「パソコンの入力が早くなった」「カタカナの専門用語の意味が分かった」「もうやめようかと思っていたスマホが使えるようになった」という言葉を聞き、笑顔を見ると嬉しくなります。
(3)メッセージをお願いします。
令和4年5月25日に「障害者情報アクセシビリティ・コミュニケーション施策推進法」が施行されました。障がい者の情報格差は、スマホやタブレット、パソコンが使えるかどうかも大きな分かれ目になります。新しく便利なアプリもたくさん開発されています。必要とする情報を障害者が取得して利用できるように、微力ながら、共に学んでいきたいと思っています。受講希望者は、コミュニケーション支援室にお申込みください。