(1)活動内容を教えてください。
2011年に「親亡きあと」のわが子を心配する障がい児・者の親たちが、士業(弁護士、社労士、税理士等)の方たちと勉強会を始めたのがきっかけで、実態を検証するうちに仕組みづくりをして備えないと、との思いが高まり、知的障がい者や高齢者など判断能力に課題がある人たちを支援するための、成年後見人制度をもっと身近に円滑に活用できるように物心両面でサポートする一口後見人プロジェクトがスタートしました。奇数月第1木曜夕方6時から会議があります。
(2)活動のやりがいは?
成年後見人制度は制度利用のハードルが高く、利用に踏み切れない人が多いことから、プロジェクトの窓口(事務局)は誰もが気軽に相談できる市の社会福祉協議会において頂き、イベント時のブース出展、県共同募金会の「赤い羽根」テーマ募金や高校生ボランティアによる街頭募金、寄附自販機の設置などにより、活動の周知を図っています。車や店舗に貼って頂けるカラフルなステッカーもあります。
(3)メッセージをお願いします。
当初は親の立場として知的障がい者支援を目的として始まりましたが、今後は急速に認知症高齢者の制度利用が増えていくと予想されます。自分には関係ないと思われず、「もし自分の家族が当事者だったら?」と、ほんの少しご自分事として捉えて頂き、お一人お一人がそのためにできることに一歩踏み出して頂けると嬉しいです。